初盆・彼岸
仏教では、お盆にご先祖の霊が年に一度家に帰って来られるとされ、精霊棚を設け乗物として茄子や胡瓜で牛馬を作り、お菓子・果物・お膳などをお供えしたりします。
8月13日に迎え火を焚いてご先祖の霊をお迎えし、16日に送り火を焚いて霊をお送りします。迎え火の替わりに仏前に盆提灯をともしたりもします。
中陰後、初めて迎えるお盆を初盆(新盆)と言い、特にねんごろに供養する所もあります。(宗派により、お盆の行事を行わない事もあります。
仏説では、3月の春分の日と9月の秋分の日を中心として前後1週間をお彼岸とし、煩悩の多いこの世を離れて極楽浄土の彼の岸に到るということです。彼岸には、先祖の墓参りをする事が多いようです。
年回(年忌)法要
年回(年忌)は、満一年の命日が一周忌になります。親戚などをお招きし、お寺様にお参りいただき故人の供養をします。法要の後会食をともにして故人を偲びます。
以後三回忌(2年目)・七回忌(6年目)・十三回忌(12年目)・十七回忌(16年目)・二十三回忌(22年目)・三十三回忌(32年目)・五十回忌(49年目)の法要を営みます。
特に一周忌と三回忌には、対外的な配慮もあり親戚縁者を招いての法要を行うこともありますが、その後の法要は限られた身内だけの法要をすることが多いようです。